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世の中、「テレビは4k」って騒いでいるけど、4kってなんなの?って疑問が
わいてきます。
今のテレビは地上波デジタル放送と呼ばれているハイビジョン放送なのだけど
簡単に言うと、4kって、画面が4倍高密度になるって事なのですよ。
したがって、今まで見えなかったものが見える(たとえば髪の毛の1本1本とか)

まあ、それはそれでいいのですが、旅番組などをご覧になっていて
玩具みたいな(↑の写真の)3万円くらいで買えるカメラを持ったADさんが
画面に映り込むことがあります。ところが、このカメラの映像を編集で画を繋ぐと、
1千万円以上するメインカメラと遜色ないのですよ(正確には分かるけど)

だからいいじゃない?って、番組によっては、
玩具カメラだけで30分番組を1本作ってしまう(^_^;)
番組制作費いくらなのよ?って疑ってしまいます(笑)

地上波はどの局も内容が似たような番組ばかりだけど、
映画と同様、制作費をいかに安く上げるかが、ポイントの業界です。
いかに安くと言っても、大学の映研が番組を作っているわけじゃないのだから
もう少し予算を取ってほしい・・・と、思うのは番組制作に携わっている皆さん同じ
考えだと思います。

知り合いのカメラマンが言ってましたが、
「最近はさ、ハンディ(玩具カメラ)で撮影させられるんだよ。」
「カメラマンとしてのプライドがなくなったよ」って・・・・。

撮られる方だって、大きなレンズの付いたカメラの方がいいに決まってるし、
先ほどのカメラマンがバラエティー初挑戦の女優さんから、玩具カメラを向けたら
「私を馬鹿にしているんですか?」って文句を言われたとか・・・。
ところが、今時の番組では玩具カメラが普通になってきて、誰1人文句を
言う人はいないそうです(笑)

ある人は「これが時代の流れなんだよ。」って、言っていたけど・・・。

番組内容より番組を安く作る事ばっか考えているんだもの。
企画を立てるにしても、いい企画なんか生まれないですよね。

何でこんな風になってしまったのでしょうか。
1、デジタル機器の登場でお金が掛からなくなったから?
2、スポンサーがお金を出してくれないから?
3、局が儲けすぎてるから?

「面白い企画を出してください。夏のボーナスが出せません」
って、張り紙のしてある制作会社に行ったことがあります。

でも、制作会社は一時期に比べれば、実力のある会社だけに
淘汰されたようですが、ある方から「私たちは町工場です。」って
言われた事を思い出しました。
とにかく番組を量産しないと会社を運営できないって・・・・。

おもしろくないお笑い芸人ばかり使って、番組を作るのは
もう、終わってほしいです。
「面白くなければテレビじゃない」って、飛ぶ鳥を落とす勢いだった
キー局も視聴率低下で喘いでいるじゃないですか。

それに、これからは4kの時代なのに、
4kのきれいな画面で面白くないお笑い芸人の
バラエティー番組を観るんですか?

テレビって綺麗な被写体しか映しちゃいけないと思っている。
            ↑
        これ、僕の持論です。

でもね、いつも書くけど、嫌ならテレビを観なければいいのですよ(笑)