東京秋葉原の街をブラついた事のある方ならご存知かと思いますが、
街角のあちこちでメイドさんの姿を目にします。

中には、テレビに出ているタレントさんより可愛らしいメイドさんが
たくさんいます。

今日の「ザ・ノンフィクション」はアキバのメイドさんのお話です。

番組のあらすじ

「お帰りなさいませ。ご主人さま」メイドカフェに入ると必ず耳にする挨拶。
アキバの街に点在するメイドカフェの中に 34歳のメイドさんがいました。

お店の名前は HERT of HERTs{ハートオブハーツ)今年34歳の「もち」は、
10年前からこの店で働き、今ではお店の運営を任されるまでになったのです。

ところが、2020年春からコロナ禍で、非常事態宣言が出されると
秋葉原の街からは人が消え、外国人観光客でにぎわっていた
メイドカフェも客足が途絶え売り上げは激減し、
いくつもの店が消え去ってしまいました。
 

人気店がゆえに多く抱えるキャスト40人以上のに支払う給料や家賃。
メイドカフェの売り上げだけではまかなえず、
営業終了後店内でのオンライン配信によるグッズ販売を始めたのです。

目標販売額を確保するため、生配信は連日、朝まで続き、
時には配信中居眠りをして共同経営者のあずにゃんに説教される
「もち」さん。

店を守るために、休日はおろか、睡眠もままならない日々が1年近く
続いているのだから無理もないのですが、
それでも、終わりの見えないコロナ禍で「もち」さんも
崖っぷちへと追い込まれていく。

まったく戻らない客足、「もち」が懸命に頑張れば頑張るほど離れていく
若手キャストたちの心、
時短営業でシフトに入れないキャストが、次々と店を去って行く。

もちの両親はメイド喫茶の仕事に反対しており、
「いつ辞めるの?」「もうやめたの?」とメイドの仕事を辞めるのが
親孝行みたいに言われるという。
こんな生活をしているのだから、友人もいないし恋人もいない。

「絶対にこの店をなくしたくない」と自分の給料まで売上の一部にし
財布の中は千円札1枚しかない。

なぜ、そこまで自分を追い込んで店の為に頑張るのか、
過去の「もち」さんには何をやっても上手くいかない自分があり
世の中や人生に失望していた時代もあったのです。

でも、メイド喫茶だけは他の業種と違っていた。
世の中の流れに乗り切れなかった「もち」さんを変えてくれたのです。
だから、自分を変えてくれた大事な居場所を失いたくない。その一心から
お店を守り続けているのです。

そんな時「もち」さん 10周年パーティーをやることになったのですが、
予約客が誰もいない?ところが、お店を開けると次々にやってくる
常連のお客さん達。
仕事を休んで来てくれた人や、わざわざ大阪から駆けつけてくれた人。

その陰では他のスタッフがこの日のためにお客さんに連絡を入れたり
この日のために誘ってくれていたのです。

感想

アキバのハートオブハーツは知る人ぞ知る有名なメイドカフェですが、
「もち」さんのお店もコロナの犠牲になったお店の一つだったんですね。

仕事柄なのか見た目より若く見える「もち」さん。
真面目そうな優しい眼差しの奥に潜んだ必死さが見て取れます。
本当はもっと笑顔の優しい人なのだろうけど、今はそれどころではない。
不器用でな性格がよく出ています。

スタッフに対して決して怒らない「もち」さんに対して
共同経営者の「あずにゃん」が顔は可愛いのに悪役?としてスタッフを叱ったり
「もち」さんに対して意見を言う組織作り?
が上手く出来ているなと思いました。

ある意味、会長と言われている実質お店のオーナーさんの手中で
上手く動かされている?のかなとも思いましたが、
きっと今の状況をよく把握して
「もち」さんと「あずにゃん」の二人に任せているのだろうと思います。

店の状態が良い時ならば少々の無理は承知でスタッフに指示を出せますが、
客のこない状況下ではスタッフにも気を使うし、余計な経費は使いたくないから
スタッフの数は減らしたいし、それをやれば仕事のないスタッフは辞めてしまうし、
やりきれない立場に立たされても、ただひたすら立ち向かう「もち」さんの姿に
泣けて来そうでした。

そして、「「もち」さんのようにはなりたくない 」と言うスタッフの声。
それは誰だってそ思うし、正直な気持ちだと思います。
救われたのはそう言いながらも「「もち」さんの事は好きです。」の 声でした。

番組の終盤で「もち」さんの10周年記念?のパーティー?に
来てくれた人達 に感動しました。
「もち」さんのファンなんだろうな・・・・。
仕事を休んで来た?大阪から来た?ファンって本当に有難い。
そして、お客さんが来るように段取りしてくれたお店のスタッフの人達も凄いです。

お客さんの気持ちもスタッフの気持ちも「もち」さんはとっくに
分っているだろうけど、こう言うのって本当に泣けるのですよ。
他人様が何でこんなに思いやりを持ってくれるのかって、
僕なら大泣きする。きっと(笑)

番組を観ていて思ったのは、自分一人では出来なくても声を出さなくても、
自分を取り巻いている人達は常に自分を見ていてくれる。
そして、困った時には助けてくれる。

HERT of HERTsのチームワークは最高です。
それはチームリーダーの二人がスタッフ達の胸の内をよく知っているからです。

しばらくの間こんな状況が続くのはどこも一緒だと思います。
問題はいかにして生き残って行くか。

彼女達なら生き残れると思います。人生闇の夜晩だけではないですから。
今度アキバへ行ったら一度お店へ行ってみようと思います。

今日のナレーターはきゃりーぱみゅぱみゅさんでした。
きゃりーさんなかなかやるじゃないですか。

歌手さんだから発声がしっかりしているのは当たり前ですが、
イメチェンしたのですか?しっかり大人の声でした。
また、ナレーションを担当してほしいです。