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今日母の日ですね。

朝、お花屋さんへ行き、カーネーションを買い母の仏壇に供えました。

幼い頃から芸能界に身を置いていたので、ちょっと生意気な子供だったかも知れないけど
大事に大事に育ててくれた母にはとても感謝しています。

僕には母の他にもう一人本当の母親のように寄り添ってくれてた人がいました。
それが僕を芸能界に導いてくれたマネージャーだったのです。
時には甘やかし時には厳しく撮影現場のスタッフは本当の母親だと思っていたそうです。

芸能活動に関しては母は何一つ口出ししないでマネージャーに任せていたようですが
僕が年頃になり女性と付き合い出した頃一度だけ叱られた事があります。

母は若い頃男の人に騙され男性恐怖症になっていた時期があったそうなのですが
僕が複数の女性と付き合っていることを知るとものすごい勢いで
生まれて初めて叱られた事があります。

この事はいつまでも忘れずおそらく一生忘れないと思います。
そんな母も僕が成人式を迎える前に他界してしまい、
マネージャーが母親代わりでした。

小さお頃から毎年母の日になると、マネージャーと一緒に花屋さんへ行き
赤いカーネーションを1本買い母にあげたのが最初だったのですが、
小学生の頃になるとちょっと高目のカーネンーションになり
中学生になると花束になり、高校生になると抱えきれないほど大きな
カーネーションの花束をあげたような気がします。

最初なぜ赤いカーネションを母にあげるのか分からなかったけど
母の日の出来事がまるで昨日のように思い出されます。

『親孝行したい時には親はなし」ということわざがあります。
若い時は親のありがたさが分からないけどありがたさが分かる年齢に
なる頃は親は親はいなくなってしまう。という事です。

僕はまだ他人様に説教のできるような年齢ではありませんが、
好き勝手に行きている自分でいられるのも母が大事に育ててくれた
おかげだと思っています。

母親のいう事は本当にウザいです。
細かいことをグチグチ言われるのは本当に嫌です。

でも、今の自分には分からなくとも、親の年齢になれば分かるはずです。
それがわかる頃は親はいなくなるかも知れないのです。
だから、ウザい煩いと思っても母親の言う事を心のどこかに
刻み込んで置いてください。

いつの日か必ずその意味のわかる日がやってきます。

赤いカーネション、幼い頃の思い出を蘇らせてくれる花です。