昨日、後楽園ホールへボクシングの試合を観戦に行ってきました。
人気カードではなかったので、客の入りはまあまあでしたが、
知り合いが試合に出るというので前から楽しみにしていたのですよ。
残念ながら知り合いは負けてしまい「勝つ姿を見せられなくてすみません」と
本人は謝っていたけど、「この次頑張ろうよ」としか言えなかった。
何カ月も減量の為に食べたいものも食べられず、トレーニングを重ね、トレーナーや
マネージャーも期待していただけに、それが気になっているようだ。
まあ、試合は終わってしまったのだから、仕方ありませんよ。
負けは負けなんだからね。
で、ああいう場所に行くと仕事柄、客観的に物ごとを見る癖が抜けなくて
困っているのですよ。
例えば選手入場の音楽の音が割れてるとか、粗探ししたり、
選曲にセンスがないとか(大きなお世話か?)
リングアナウンサーの声がいいとか
リングアナウンサーといえば、冨樫光明さんという方がいるのですが、
おそらく声を聞けば「ああ、あの人か」と思うはずです。
あの方の声が好きなのですよ。
巷では選手紹介が長いとか、色々な声もあるようですが、
「文句があるなら自分でやってみろ」って言いたくなる(笑)
これも、人気のある証拠だと思えば気にもならないのだけど。
で、昨日も、この方がリングアナをやっていたのです。
席がリングアナのそばだったので、1つ1つの動作をチェックしていたのだけど、
「激励賞」とか渡すのはリングアナに渡すんですね。
そうすると、試合が始まる前に紹介してくれるらしいです。
でも、いい声してるよね。声は低くてもハリがあって声量もあるし、
リングアナをやる為に生まれて来たような方です。
最近は声のいい人に出会わないけど、冨樫さんの声には惚れます。
そして、どこの世界にもいるファンの人達、ボクシングの世界にもいるのですよ。
お揃いのTシャツを着て「あなた、そんな声どこから出るの?」っていうくらい
大声を張り上げている昔は若かった女性軍団。
お目当の試合が終わると、着ていたTシャツは脱ぎ、普通の観客のような
顔をしてトイレに行ったり、ビールを飲んだりしている(笑)
この人達のほとんどは、選手と同じジムにダイエットの為に通っている人達とか、
選手と同じ職場の人達らしいです。
実は、もっと、すごい人が1人いたのですよ。
全ての試合の初めから終わりまで、ずっとヤジというか、アドバイスというか
怒鳴り続けている人。選手がクリンチをすると(相手の体に抱きついたり体の一部を掴んで相手の動きや攻撃を止める技)
「男同士で抱き合うんじゃないよ。気持ち悪い」とか
打ち合いにならないと「お前ら真面目にやれ」「ボクシング見に来たんだぞ」って、
ずっと怒鳴り続けているのですよ。
そして、最後の試合が終わったら、「おじさん、もう疲れて声が出ないよ」って
最後の一声に、お客さんは大爆笑でした。
関係者に聞いたら、この方、名前は不明ですが、
昔はボクシングのチャンピョンだった方で有名な方だったらしいです。
言われてみれば、ヤジっていることが全て的確だった。
まるでセコンドみたいでした。(笑)
ボクシング好きな人の中には色々な人がいて、自腹でチャンピョンベルトを作り、
それを肩に下げ後楽園ホールにやって来る人もいるらしいです。
ボクシングをやった事もないのに(笑)
そうそう、後楽園ホールといえば、日曜日に日テレで放送している
「笑点」の収録もここでしているのですよ。
次の収録は11日の日曜日12時半開始だそうです。